
現在照明光源として広く用いられているのが電球・蛍光灯ですが、近年白色発光ダイオード(LED:Light EmittingDiode)
を用いた照明研究が盛んに行われています。LED照明は蛍光灯などの照明と比較し、長寿命、小型、低消費電力といった優れた特徴があります。LED照明の発光効率は蛍光灯に近づいており、将来的には省エネルギーで環境に優しい次世代の照明として電球・蛍光灯と置き換わると言われています。
慶応義塾大学中川研究室では、LEDの速い応答特性や電気的に制御できる点に着目し、通信に応用する研究を世界に先駆けて始めました。
可視光を用いた通信には従来の通信にはない様々なメリットがあります。
可視光と赤外線はどちらも数100[THz]帯という周波数で性質は非常に似ています。
赤外線通信の代表例がIrDAで、ノートパソコン等にも搭載されている事が多くなっています。また、最近携帯電話にも赤外線が搭載され、ちょっとしたデータ交換に用いられています。
このように現在様々な場所で普及している赤外線通信ですが、LED等を用いた可視光通信で使われる可視光域は人間の目に見えるため、照明に用いている数ワットという高い電力=速度でそのままデータを送信する事ができるのです。
現在、携帯電話や無線LAN等で広く用いられている無線通信ですが一般に電磁波の人体への影響から送信電力を上げる事ができません
。
また電波法による制約から、広帯域な無線周波数を自由に使う事もできません。病院や宇宙船内では、精密機器への影響がある為、利用に制限があります。
可視光通信ではこれらの問題を解決できるでしょう。
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