|
| 本WGは、可視光通信技術のITS分野における応用、例えばLED信号灯器を活用した歩行者や車両への交通情報の提供、あるいは車のLEDテールランプなどを利用した車と車の通信など、屋外における可視光通信の活用をテーマに活動しております。 交通信号灯器の光源は従来、ハロゲン電球が使用されてきました。しかし最近では、低消費電力、長寿命といった環境に対する配慮から、また以前より問題視されていた強い西日による擬似点灯の防止、といった視認性の改善という観点からLEDを光源とした信号灯器への転換が全国的に進んできております。 |
|
|
2003年3月時点での国内の交通信号機は車両灯が300万基、歩行者灯が80万基設置されておりますが、その内の4万基がLED化されていると言われています。
東京都では、2002年から10年間で全ての交通信号機をLED化するというプログラムが進行中で、すでに銀座、靖国通りなど都内主要地点では、ほとんどの信号機のLED化が図られております。
このように全国的に展開されつつあるLED信号灯器は、可視光通信技術を応用することにより、車や歩行者に対する情報の発信基地として優れた通信のインフラ機器となり得る可能性を秘めているものと思われます。
■ ITS−WGの活動方針 (1) ITS分野での可視光通信の実用化を目指して、参画企業間で実務に役立つ情報の共有を推進します。
(2) コンソーシアム内の他WGおよび関連団体、専門家との情報交換を通じて、より広範囲な情報収集・共有を進め、可視光通信技術の標準化と普及活動に寄与します。
(3) 今年度は、LED信号灯器にフォーカスを絞り、変復調方式、外乱光や干渉の抑圧、通信プロトコルなど、実験により通信仕様の妥当性の検証を進めていきます。
■ 今後の予定
本WGでは2004年10月から、LED交通信号灯器を用いた情報提供を実現すべく、コンテンツや通信方式などの検討を行ってまいりました。例えば、歩行者に対しては位置情報や横断支援情報の提供、車両に対してはアイドリングストップの情報、交差点周辺の道路情報、臨時の規制や注意情報などの提供が考えられます。2005年9月を目途に、実験を通して通信仕様の妥当性の検証を進めていく予定です。
第2段階としましては、LED化が進んでいる車のテールランプやヘッドランプ(将来)などを使った車と車の相互の通信への可視光通信技術の適用を模索していく予定です。追突の防止や安全運転の支援などへの応用を検討します。
第3段階としては、ガソリンスタンドなどでの可視光通信技術を応用した交通情報などの高速ダウンロードを検討する予定です。

|